多焦点眼内レンズ
当院におきまして、多焦点眼内レンズの挿入を開始致しました。
2017年日本屈折矯正手術学会におきまして、白内障手術の約1%が多焦点眼内レンズ挿入となっていることから、患者様のニーズにお応えできるように致しました。
選定療養について
2020年4月より保険外併用療養費制度内の「選定療養」という枠組みで多焦点眼内レンズを用いた白内障手術がおこなえるようになりました。
「選定療養」は、追加費用(多焦点眼内レンズ代※)を負担することで、保険適応の治療と保険適応外の治療を併せて受けることができる制度です。
多焦点眼内レンズ挿入術(片眼) | 190,000円~270,000円(税込) |
---|
支払い方法:カードor現金(手術前日までにお支払い下さい)
白内障手術に使用する眼内レンズには、1つの距離に焦点を合わせる単焦点眼内レンズと、複数の距離に焦点を合わせる多焦点眼内レンズの2種類があります。
単焦点眼内レンズを入れた後は
ひとつの距離にしか焦点が合いません。合っていない焦点の距離を見るときは、めがねが必要となることがあります。
多焦点眼内レンズは近距離と遠距離など複数の距離に焦点が合うため、単焦点眼内レンズに比べ、めがねへの依存を減らすことができます。
多焦点眼内レンズは、職業柄、めがねやコンタクトレンズの装用が出来ない方はもちろん、めがねをかける頻度や本数を減らしたい方には好ましいといわれています。
多焦点眼内レンズは、職業柄、めがねやコンタクトレンズの装用が出来ない方はもちろん、めがねをかける頻度や本数を減らしたい方には好ましいといわれています。
多焦点眼内レンズには、いくつかの種類があります。患者様のライフスタイルに合わせて、焦点距離(見える箇所)を選択できます。
白内障治療の方法は、個々の眼の状態によって慎重に決定されなければなりません。
眼の状態や術後の生活環境によっては多焦点眼内レンズが適さないこともあります。
多焦点眼内レンズは日常生活の大半がめがねなしで不自由なくできるレンズです。
距離によっては見えにくい場所があります。
多焦点眼内レンズは見え方に慣れるのに個人差があります。
コントラスト感度の低下を感じたり、夜間のグレア・ハローが気になる場合があります。
手術の状況で、多焦点眼内レンズを挿入しないほうがいい場合があります。
術後、予定の屈折度数にならなかったり乱視が残っているために、裸眼視力が出にくいことがあります。
主治医やご家族とよく相談して、あなたの眼の状態や生活に適した眼内レンズの選択をおすすめします。
ご不明な点は主治医、スタッフまでお問い合わせください。